堂本剛は二次元の少女に恋をするか。

■バーチャル美少女と堂本剛
アイドルってそれでなくても好みのタイプの女性を語る機会が普通の男性の51倍、いや244倍くらい多いと思うし、それを具体的に語ることはつまらないファンの憶測や不安を煽り、その逃げとして「二次元」の女性になぞらえて語ることは非常に有効な手段といえる。

例えば堂本剛が「ナウシカがタイプ過ぎてやばい。俺はナウシカと結婚する」って言うのと、彼が「女優の××さんみたいな人がタイプだ。あんな人とつきあえたらいい」って言うのとでは、それが例え既婚の女性だとしても、ずぇんずぇん響きが違ってくるのです。ナウシカを語る剛さんには「また、アニメですか、二次元ですか」の突っ込みは出来ても、女優に関しては「・・・ふーん。で?××さん、結婚してますけど?」位の冷ややかな反応をするのが精々です。

で、剛さんは、既婚の女性芸能人さんでは「小林聡美さんやYOUさんがタイプだ」と言ってて、私的に「意外といいトコつくじゃん」って感じなんですが、私はここで敢えて言いたい。彼女達の様なタイプこそ、剛さんが純粋に「お友達」になれるキャラクターを持つ女性なのでは?この人、「面白い人がいい」とか「一緒に笑える人がいい」、とか好みを語ってるけど、一番大事なポイントは『「彼の言ったことに対して」、笑ってくれる人』である気がする。剛さんがネタを言って、相手がそれに笑い、笑ってくれたことに対しご満悦スマイルを本人が浮かべ、結果的に「一緒に笑い合っている」ってことなるんじゃないのか??その意味で、先に挙げた素敵な二人の既婚女性は剛さんのタイプかと言われるとちょっと不思議だなー。剛さんってヘンな人ー。まぁ、彼自身がそう言うんだから、そうなのかなー。よく分かりませんよ。

最近のどんなもんヤではまた戦国無双の女の子が凄くかわいいといってましたね。しかも、使えるキャラクタ(コーエーのあのシリーズには実際戦闘に使える女性キャラでも、可愛い子は沢山いる筈)ではなく、「オープニングにのみ出てくる、民家の、石を頭にあつらえたちょっと怒ってる女の子が一番可愛い」と。そう仰ってました。流石『自称マニアック』堂本剛。彼のこういう所に同類としてのツボをぐりぐりと押されるワタシ。同じどヤでは『ベルセルク』(バイオレンスかつ残酷な、贖罪に生きる男の生き様を描いた超面白い青年漫画)ではキャスカを可愛いといっていました。キャスカという女の子は、色が黒くてショートカットで、負けん気が強く、素直じゃなくって男勝りで・・・でも肝心な所になると女の子らしい可愛い部分が出てしまう、そんな魅力的なキャラクターです(アニメ版のみやむーの声はあってなかった)。でも好きな人の前で別の男の人に犯されて狂っちゃうの・・・そういう可哀相な女の子でもあります。
綾波レイが可愛い、あんなコいたら惚れるとも仰ってました(エヴァを見たことは無いらしいけど)。綾波といえば肌が抜けるように白く、華奢で清楚で鈍感で従順で、『自分の命を粗末にする可哀相な美少女キャラの代表格』といったところでしょうか。
ジャニパワではドラゴンボール人造人間18号が可愛いとも仰ってました。あれだけキツイ人がぽろっと涙を流すと、一気にいってしまう、と。18号は確かに可愛い!白っぽいワンレンのクールな金髪に、冷たい印象のきついブルーアイズ。冷酷な殺人マシーンのはずなのに、後にクリリンと結婚しちゃうあたりが最高で、私も大好きなキャラクターです。
同時にスラムダンクの春子さんも嫌いじゃないって言ってましたね。私は春子さんはちょっと微妙かな。いい子だけどね。だって、なんたってあのゴリの妹さんだし。ゴリ最高だし。

あと最近の彼のブームはやっぱり、ナウシカですよね。本当に、W誌で彼女あてに伝言してる時は驚愕しました。「この人・・・別に便利だからキャラ萌え装ってる訳じゃないんだ・・・もしかしてマジなのかも(ガクブル)」と思ってしまった。第一、ナウシカWink Up読むかっ!そんなナウシカ嫌だっ!!

でもね、私が「やっぱり堂本剛サイコー!」と思ったのが、去年ブラッズをリリースしたくらいの頃の、確かW誌でキャッツアイの愛ちゃんについて語ってたときです。

やっぱり愛ちゃんが可愛い。恋人のいるキャラは論外(←こういう発想がこの人って・・・)、色気ムンムンでもダメ。愛ちゃんが最高。
しかも世紀の大泥棒で、みんな彼女を捕まえようと躍起になってるのに、俺だけは彼女の心を捕まえてるんやで(笑)。サイコーやと思わへん?


・・・・・・っ!!!もうっ!もう、この発想が堂本剛ですよ!お前は『カリオストロの城』のルパン三世かっ!ああ・・・私、この人のファンになって、間違って無かった・・・。
と安心したと同時に、「この人、人として凄く間違っているな」と思いました。
いや、上記の発言の数々は雑誌やレポと照らし合わせたわけでは無く、私の記憶に頼って列挙しているので細かい言い回しは異なっているかも知れませんけど、こんなようなニュアンスの発言をしていたのは、確かだと思います。

いやー剛さんって、本当に面白いですね。