Shockを観てきました。やっぱりこのEndless SHOCKは、コウイチではなくてリョウの物語なのだと思う。仮面ライダークウガが、五代くんではなくて一条さんの物語であったように、このSHOCKの本当の主役はリョウであると今日確信した。ただし、あんまり根拠はない。まあ、BANANA FISHの主役を英二ととるかアッシュととるか、みたいなところだと思う。続編を読んだら納得していただけると思うんだけど、私はあのストーリーの主役は英二だと思っている。
とにもかくにも、リョウの役回りというのは切な過ぎる。彼は裁いてももらえなかった罪人なのだ。私はああいう「仲間」を描いた群像劇は、誰かが起こした「事件」をきっかけに絆が深まるとしたら、その事件は「誰も悪くないけれど、起こってしまった」類のものでなければならないと思っている。喧嘩両成敗。それが一番うつくしい。そもそもこれは「カンパニーの絆」を描いた物語なのだろうか? SHOCKも公演回数を重ね、演じ手側の結束力が相当高まっているのを感じさせられるためつい錯覚してしまうが、Endless SHOCKの劇中におけるカンパニーの存在というのは、思ったよりも影の薄いものではないだろうか。最期のコウイチの台詞、「この絆がある限り」に何となく違和感を覚えるのはそのせいだろうか。結局、コウイチが見失っていた一番大切なものを気づかせることができたのはリョウのみであり、リョウの見失っていた一番大切なものを気づかせることができたのはコウイチひとりなのである。このふたり以外のカンパニーは完全にこのふたりの不和に巻き込まれる形で溝を深めていったとしか思えん。アキヤマはじめ、MAのみんなコウイチ大好きだし。「カンパニーのこころがバラバラ」なんじゃなくて、ただ単にリョウとコウイチが正反対の方向を見据えていただけなんじゃないの? コウイチの言い分も正しいが、リョウの言い分も正しい。どちらも言い分にも一理ある。だからこそこのふたりが意見をぶつけ合い、折れ合う形で物事を解決しなければ、彼らは走り続けることができなかった。
彼らの間に起きた事件がまったく不幸なのは、コウイチが命を落としてしまったことに原因がある。これにより、リョウは完全に「悪人」になってしまった。全然喧嘩両成敗じゃない……。いびつだ。きわめていびつ。リョウがほしかったのはあくまで対等な立場であって、別にコウイチを追い越したいわけじゃなかった。「コウイチのすごさはオレが一番わかってる」。彼は叫んでいた。


























かーーーーーーッ!!!切ねぇ!誰だこんな切ない話考えたの!!!!
ひどい。ひどいよジャニーさん〜。まとまりないけどなんか疲れたからもう寝る。文章がやたら断定的ですみません。この解釈はちょっと異常なので、あまり気にしないでください。>わたくしと考えの違われる方