逆らって

剛さんは「闘う」という言葉を凄くよく使うけれど、この表現が好きだ、というファンの方は余りお見かけしません。どちらかと言うと「剛さんの口から『闘う』という言葉を聞くと悲しくなってしまう」という方が多い様な気がします。そんなに彼の周囲は敵だらけなのかと。
彼は何と闘っているのでしょう。困難でしょうか。現実でしょうか。時代でしょうか。自分自身の肉体でしょうか。精神でしょうか。 私は、彼がこの表現を使わなくなった時にこそ、彼の中から「本当に素晴らしいもの」が生まれてくる様な気がしてなりません。優しくて温かくてやわらかいもの。そういうものだといい。案外彼は結婚して精神的な安定を得てからの方がいいものを作り出せるタイプかも知れないと私は思うのですが、彼は悪女に振り回される気満々ソングなのでしょうか。一生「闘う闘う」言い続けれている剛さんも、それはそれでよいのかも知れません。
それでも、「闘う」という言葉の持つ攻撃性に、彼自身が早く気づいてくれると良いなとは思うけれど。