映画感想『BROTHERHOOD』/カン・ジェギュ監督/チャン・ドンゴン、ウォンビン主演

友人を誘って、横浜で久しぶりに映画を見る。韓国映画『BROTHERHOOD』。一言で言ってしまうと、素晴らしい映画だった。平穏な日々を生きる我々はしばしば「命かけるよ」とか、「死んでも嫌!」とか軽々しく口にするけれど、この映画を見たらそんなようなことは、一週間は言えなくなると思う。本当に命を賭けて何者かを守ろうとする人間には、敵の弾丸すら恐れをなし逃げてゆくのだ。それ位の「命を賭けた」兄弟愛が、そこにあった。ああ素晴らしい。
駄目押しは美しい主演男優二人のビジュアル。それぞれタイプの違う美形なのがなんともバランスがいい。元来、「友情という段階をすっ飛ばして信頼関係を築き上げたふたり」に弱い私は、一発でこの兄弟に堕ちてしまった。兄弟愛って好きです。私自身も姉がいて凄く仲良いので、より一層そう思うのかも知れません。兄弟・姉妹は仲良くて損することって、一つも無いと思います。あまり密着しすぎるのもどうかと思うけど。
何はともあれ、私にとって、『BROTHERHOOD』はとっても良い映画でした。世界一切ない兄弟。はああ。
その後友人と映画について色々お話出来たのも実に有意義でした。
私は本当に仲の良い友達、対等でいられる友達っていうのは、頭のレヴェルもだいたい一緒くらいじゃないと成り立たないと思ってるのですが、彼女がびっくりする位頭の良い人なので、私はいつも「私ってもしかして頭悪くないのかも?」という気分になってしまいます。うーん得した気持。