画力対決イベントの感想文の続き(福本先生編)です。興奮しすぎて何も覚えてない。途中までとりあえず。



●一部終了後の休憩タイム
一部が終わる前から完全にそわ‥そわ‥。オレンジジュースをオーダーするもあんまり進まず。でも気を落ち着けるために、とりあえず憚りへ行きました。さぞや混雑しているだろうと予想していましたが、4、5人待っただけで入れて拍子抜け。
隣にいた人「始まってから(トイレへ)行っちゃってもぜんぜんいいんですけどねー」
始まってから席をはずすなんて言語道断だろうがっ……!!!!!!!見逃すだろうがっ‥大事なものをっ‥いろいろっ‥!まぁでもそんな風に、フランクなイベントなんです。しょっちゅう店員が飲み物食べ物を運びに通路を通るし。このあたりから完全にそわ‥そわ‥しきって気もそぞろ過ぎて何も覚えてないです。



●二部スタート 〜天上人との想い出〜
20:50頃から二部スタート。再び大きな拍手に迎えられて登場する西原先生&編集・八巻さん。なんか、一部の西原先生より二部の西原先生のほうが美しいような気がいたします。気のせいですか?
西「さぁ、天上人が来ますよ」「さっき身体検査したけど、下書き用の鉛筆は持ってませんでした」
西原先生はこの日、若い時分の福本先生が鉛筆で下書きをしてからサインをしていたエピソードを、嬉しそうに繰り返していたような気がします。それにしても鉛筆で下書きをしてからサインをする福本先生が不器用すぎていとおしすぎるだろ。やっぱり高倉健なの? そういえば週刊少年「」でも、船越A一郎に番組用にサインを頼まれて「僕下書きしないと描けないんですよ」「だからすいません、時間がかかっちゃって」と言ってアカギをガリガリ描いていた福本先生。しかも筆圧高すぎだった。やっぱり下書き伝説は本当だったんですね。下書きについての船越リアクションがさも信じられないというような「そうですか(意外)!」だったし…。しかも人物を描くときのポイントについて、
福「目かなぁー…」と答えた後に「やっぱり口も大事ですね。口元でアカギの持つ色っぽさみたいなものが表現される気がする」
色っぽさ…!?(ざわ‥)この口元色気発言は、後のカイジ生描きにもつながる重要なエピソードなので頭の片隅においておいてください。
話が横道にそれました。
西「(今日の画力対決の福本先生が)ほんっと心配なんだよね」
だったらなぜ呼んだんだっ‥!なぜっ!と誰しもが突っ込んだことだろうと思いますが、この期に及んで福本先生を心配する西原先生は、なんか、優しいなと思いました(作文)。
西「私と福本さんは実は20年来の付き合いで」
竹書房つながりですね、わかります。
西「最初はお互い、敬遠してたの。やっぱり、売れてる漫画家の先生とお酒飲みたいじゃないですか。でもね、後から福本さんが言ったの、『俺は西原は残ると思ってた』って」
「福本さんは(あんな漫画描いてるけど)、本当にやさしいし、物腰が柔らかくて、ハンサムなんですよ。端正な。それがなんであんなグシャグシャな絵になってしまうのか(笑)」
「当時ね、フリーの若い女性編集者、いっぱいいたんだけど、誰もナンパしなかったんだよね。将来性ないと思われてたんだろうね。(こんなに売れっ子になってしまうとは)それで二回くらい反省会しました」
八「今日福本さん初めてお会いしたんですけど、かっこいいっすね」
 「(あんな漫画描いてるから)僕、怖い人だと思ってたんです」「それが、メールに絵文字(顔文字?)とか使ってあって(笑)」
今回の画力対決イベント参加について、福本先生が承諾メールを西原先生あてに送ったみたいなんですが(その転送されたメールを編集さんが見た模様)、そのメールの内容がこれ↓とか…。
福「ある意味ちゃんと描けないんで><」
顔文字は私の想像ですが、多分こんなんだったんだと思います。なんというほのぼの漫画家・福本 伸行(50歳)…。
福「ちょっと描けない方だから><」
とも言われていたような…本当はどっちだったんでしょうね。いずれにしろほのぼのすぎる。なんかほんとに、福本先生はこのイベントに最初消極的だったみたいで、口説き落とすのに大変苦労なさったそうです。
西「どんだけべろんべろんに酔わせても、なかなかウンて言わなかったんだけど、12時過ぎると漫画家だらけになるホルモン屋の大将が、『出たってくださいよ』と説得してくれて」
ここで某ホルモン屋の大将が紹介されて、「よくぞ説得してくれた!!!」という拍手を会場中から受ける(笑)。本当によくぞ説得してくれました…!!!!!感謝してもし足りません。福本先生の行き着け…的な某吉祥寺のホルモン屋さんは、「ご一行様」として招待席が確保されていました。大将に、漫画家の山本英夫先生(『殺し屋1』・福本先生のお友達)、佐藤秀峰先生(『ブラックジャックによろしく』・福本先生の元アシスタントさん)、高橋和男先生(おそらく福本先生の飲み友達)がいらっしゃっていました。他にもお店のスタッフの方がいらしていたのかもしれませんが、確認できませんでした。帰り際、大将さんにはご挨拶できて嬉しかったです。本当にここの大将さんは素敵な方です。また行かないと…。しげの先生とMJ先生のサインが見たい><


●映像コーナー 〜新人女子アナ vs 西原先生〜
この後、1部と同様、西原先生関連の映像がプロジェクタに流れます。今回の映画の宣伝のために、新人女子アナのインタビューを受けたテレビ番組の映像がでしたが、これがひどい(いい意味で)。なんというやる気のなさっ…!芸術的なまでにやる気のない西原先生に笑顔が固まる新人女子アナ2名(笑)。
「輝く女性・輝女(キラージョ・アデージョのパクリ)西原理恵子さんからの人生のアドバイス」がテーマでした。先生のアドバイスは「最下位には最下位のやり方がある」というものでした。美術の専門学校に通っていたころ、実力試験の成績は300人中300位だったという先生。それでも、300人中数名しか受からない美大に合格。でも合格してから武蔵美の同級生のレベルの高さに、
西「開けた教室のドアをそのまま閉めたくなりました」
武蔵美の上には芸大がある。この世界で正攻法で一流になるのは難しい、そうじゃないやり方が自分にはある…という話だったような気がします。大変興味深い映像でしたが、もう私は福本先生を待ち構えすぎて気もそぞろもいいところで、かなり記憶があいまいです。

八「さあ、では会場もだいぶんあったまったところで(笑)」

福本先生が、福本先生が現れるううううううううううう(失神寸前で続く)。