安西先生……肩こりがひどいです……

祖母の四十九日のため、両親が滋賀に帰省中。私も滋賀に帰りたい…。一人暮らしでは快適オタクライフが楽しめるが、この2日間で家が荒れ放題に荒れた。この土日、鹿児島の健康食品会社の営業電話と自治自治会詐欺(だから詐欺じゃないっての)のNさんと以外、誰ともしゃべっていない。自分が一人暮らしを始めたらどれだけ堕落するんだろう。想像したくもない……。恐怖!
それにつけても、母のまめさをしみじみと実感することだ。よくもまあ、普段こまこまと家の中を片付けられるものだ。というか、母の人生は私からしてみれば不思議そのものだ。ほぼ無趣味だし、友だちも数えるほど。専業主婦の頃はパン作りとガーデニングが趣味とか、もう、私の母親とは思えないどこのエゲレスズィン妻だよって感じだ。夫と、我々子どものためだけに生きているように見える。だけど、うちの父が「なにが楽しい人生なのか」と母を批判するのはあまりに無神経だと思う。ドラマ『ちりとてちん』で主人公の女の子が「お母ちゃんみたいになりたぁない」(私は自分の好きなことをやる)と叫び、父親に「お母ちゃんに謝りなさい」と叱られるシーンがあった。あれを見たとき、私ははっとさせられ、ひどく切なくなったのを覚えTell……。そう、誰にもその人の人生の価値を決める権利なんてないんだ……。家のために生きる母の人生もまた、幸せなものなのだ(と思いたい)。というわけで、オタクとして生きる私の人生の価値も、親には決められたくないと思う、私なのであった。今私……すごく、幸せです…。


前に友達と「親って、なんか、友達いないよね」という話をした。うちの両親が特殊なのだろうか。本当に、友達らしい友達が数えるほどしかいないように思う。父も母もだ。父は、囲碁を打つために我が家にネットを導入したというヒカ碁キャラのような人間なので、電子空間には友達らしき存在がいるのかも。母はまじで姉の学生時代の母親仲間としか付き合っていないような気がする。でも、年賀状は私よりずっと多く届くのだから、ひとの人脈は侮れないと思う……。

本当の友達ってなんだろう。
人間って悲しいね。

とがしやすたかの漫画のモノローグ風にオチなく終わる。