愛情を金ではかる

他人からどれほど最低だとののしられようと、私は愛情を金ではかる…。ただしこれは「自分が相手をどう想っているか」をはかるときだけに有効で、相手の自分への気持ちを推し量るときには全然使えない考え方だったりする。

私は、「親友」という言葉にはそこはかとないうそ臭さを感じるんだけども、確かに、その人のことが大好きで、愛してて、連絡が来るとうれしくて、こないと寂しくて、きっと何年会わなくても“通じ合ってるかんじ”は続いていくんだろうな、とそんな風に思いたい人が、少ないけど、いる。確かにいる。
で、そういう親しい友だちとそうでもない友だちの境界線はどこにあるのかね?と考えたとき、お金のことばかりが浮かんでしまう。相手が本当にどん詰まったとき、精神的にも、物理的にも支えてあげたいと思える相手、それが本当の友だちだと思う。たとえば、買い物しすぎでクレジットカードの引き落としができない。究極言うと、そういうときですら何の見返りも求めずに相手を助けてあげよう、って思えるのが本当の友だちだと思うのです。まあそんな借金大王の友だちなんて、いませんけど‥。

割り勘の仕方も、友情の分かれ目だと思う。一緒に食事して、「あなたのほうがたくさん飲んだのに、同じ金額なの」と気になってるときって、たいていその人そのものがどうにも気に食わないヤツな場合が多い。愛情度が低いと、ちょっとのお金の損も気になってくる。逆に相手をすごく好きだと、全然そんなことは気にならない。むしろ相手が楽しそうにカパカパ杯をあけるさまを見守るのが楽しい。



そしてお金は簡単に友情を壊す。裏切られて落ち込んだときはfkmt漫画を読んで元気を出しましょう。