参考文献

10年前の本!?ということは当時私は15歳。今の私の感覚でも、この本に1500円は高い。よく買う気になったものだ‥。というかよく買うお金があったものだ。それでなくてもこのころは一番マンガを買っていたのに。というわけで「寄生獣」をとりあげた回の夜話本を引っ張り出してきました。寄生獣の回は、ゲストが村上知彦さん、YOUさん。私はたしか、本放送は見ていないと思う。と思ったけど見てたかも。「ナニワ金融道」の回から見てた記憶あるわ…。
この本、脚注がすごく丁寧で読んでいて楽しいんですよね…。丁寧につくられてる。脚注を読むだけでも勉強になります。昨日私が書いていた、ビル(校舎ではなかった)の屋上から手負いの島田に向けて石をブン投げるシーン。これはやっぱり爆笑されてました。確かにこの見開きは…大胆、かつ直球すぎる…!と言わざるを得ない。いしかわじゅんさんは「絵に執着がないんだろう」ということをおっしゃっていました。確かにそうだろうなぁー。でも岩明先生の絵柄は、まじめそうで、とても真摯な感じがする。テーマに合致していてとてもいいと私は思うんだよね…。何より安定感があってわかりやすい。福本先生の絵柄もそうだと思う。安定感があって、わかりやすい。私が漫画家の絵で重視してるのってそこかも。そう、うまい絵だとは思わないんだけど、夏目さんは「下手では描けない」と言っておられます。そのとおりだと思う。

関係ないけど、私が見たマンガ夜話の中で一番面白かったのは宮谷一彦「肉弾時代」の回でした。たしかゲストは村上さんで、ほかには若い女性ゲストもいなくて。人数が少なければ少ないほど面白い、マンガ夜話は。いつもレギュラーの方だけでいいと思うくらい。私も放送後に宮谷先生の作品を買って読んだけど、面白さは理解しきれなかった。時代を共有したものだけがわかる何かがあるんだなぁ…と少し切なく思いました。



QJマンガ選書といえば、これを読んだ記憶があるんだけど、何がきっかけで手に取ったんだろう‥。またこんな高いマンガを‥。

怪談人間時計 (QJマンガ選書)

怪談人間時計 (QJマンガ選書)




ハチワンダイバー」がすごく気になる。去年の夜話でやってたのか‥作品紹介だけでも見ればよかった><後悔。圧倒的後悔><