苦手を克服する

第一印象が最悪だったのにも関わらず、あとから物凄く好きになってしまうこと、愛してしまうことってありますよね。
いまいちばん楽しみにチェックしているとあるライターさんのブログでもあった話題なのですが、「嫌い」から「好き」へと逆転すると、とんでもなく気持ちがいい。私の「嫌い」や「苦手」の感情は、くつがえるたびに強烈な快感をくれます。なんでじゃろ。思えば、私は昔むかし、ジャニーズがあまり好きではありませんでした。アイドルっていう超マスな存在に巻き込まれたくない意地が、ただかっこいいだけの男に惹かれる自分は嫌だという妙な意地をはっちゃってました。ジャニーズが嫌っていうより、「ジャニーズ好きな自分」を想像したくなかった。多分その頃の私は、いまより数倍まわりが見えてなくて、自分にばっかり興味があったんでしょうな。
私がジャニーズに対して要らぬ敵対心?を抱いていた頃には、まだ「ジャニヲタ」なんて言葉も一般的ではなかったし、「アイドルのファン=ミーハー」みたいな、単純なイメージが先行してたのです。だからジャニーズに関心を抱くようになって、彼らのファンが非常にマニアックな楽しみ方をしていることに私はまず驚いたし(もちろんミーハーも多いが、今となってはミーハーすら悪いことだとは思わない)、なんかそーいう世間のイメージとのギャップっていいな〜と思いました。何より、タレント自身がマニアックな視点を持っていることにも驚いた。KinKiは結構、マニアックだと思う。マニアックっていうか、二人とも暗い?暗いというと少し違うか。


歳を重ねるごとにいろいろと日常に疲れることが増えるので、より一般的なほうへ、大勢のなかに埋没できる楽なほうへと流れていっている気がする。5万分の1に、東京ドームの星になりたい。
100万分の1になりたい。
そんな私は最近宇多田ヒカルさんにはまっています。実は、ずっと苦手でした。

ULTRA BLUE

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