怒りをセクシーだと感じる

人間の怒っている姿が好きだったりします。もちろん、自分に向けられた怒りはただただ「怖い」ので、マンガや小説、ドラマの世界に限定したお話です。


なんでこんな風に思うようになったのかルーツをさぐってみました。自分の記憶に手を伸ばしてわしわしとかきまぜてみると、指の先に触れるものがありました。なるほど、小学生のころに読んだシドニィ・シェルダンの小説です!あのころ妙にシドニィ・シェルダンの小説が流行っていた気がします。うちの両親もわたしと同じミーハー野郎なので、『ゲームの達人』あたりを買って読んでいたんですね。
たしかわたしもこっそり隠れて読んでいたんです。そのなかに主人公だかなんだかの男の心情に「この女は怒るとますます美しくなる」的な描写があって、当時のわたしは「へーーーーーー!」と感心したんですね。「大人の男の人はこんな風に女性を見るのか」と。「怒り」が性的な魅力になるなんて、当時はまったく考えもしませんでしたから。

なーんかそれ以来、怒りがその美貌を損ねない人、というのはわたしのなかで「素敵な人」という見方ができてしまって、「怒り」を過剰にポジティブにとらえるようになった気がします。感情表現のはっきりした人が好きなんです。






やっぱりガキのころの記憶って残るものなんだなぁ。なんかいやだ〜。