Shock行ってきました。面白かった!!
ど、どうしょう。にしきどくんすきかもしれない。
ていうかにしきどくんのShockがすきなんだな。

今日はイリュージョニストの方がお見えになっていました。よく確認とっていないのですが、おそらくそうだと思います。

以下ネタバレまじりの感想なのでご注意くださいませ。

それにしても、何だか危うげのない初日公演でした。去年は確か開場が30分くらいおしたんですよね。今年は早々に開場していたみたいだし、いいこっちゃ。光一くんが大事なところで台詞を噛んじゃったり、ちょっと歌の途中で声がひっくりかえっちゃったり、声が出にくそうな曲があったり、音程が微妙に危うい曲があったりしましたが、凡ミスの類は超少なかったように思います。それでもやはり裏ではいろいろあるみたいで、最後の挨拶で光一くんが「初日ということでバタバタしましたが……」なんて言ってました。しかしながら、急遽出演が決まったはずの錦戸くんの立ち居振る舞いも、かなり堂々としたもの。去年も度胸のすわりっぷりには感心したものですが、今年は一段と磨きがかかっていました。そして二幕では嗚咽交じりの熱演を披露、しょっぱなからトバしてくれました。これでShockファンの心をGyu!っとわしづかみ。つかみはOK。これからも光一くんファンに愛される存在でいてほしいものです、錦戸くんには。
そーれーにーしーてーもー、本当に錦戸くんの役に対する解釈がすばらしくてねぇ。いや、解釈というか、何ていうか光一くんとの立場の差? それが翼くんよりもちょうどいいのかも知れない。対比が際立つというか。もーあの涙声の甘ったれ感にメロメロですたい!! 男の甘ったれ感なわけですよ!! もうあれにメロメロですたい……。あれはいいな。錦戸くんは座長に愛されてますね。最後の挨拶のとき、「錦戸からもひとこと!」なんて言ってしゃべらせたりしてました。スキンシップに和んだ。そのときに錦戸くんの挨拶がかなりグダグダで、「みなさんなにひとつ、よろしくお願いします(おそらく「なにとぞひとつよろしく」が入り混じったのだと思われる)」なんて言っちゃってて、後輩らしいかわゆさをアピール、光一くんには「おまえしゃべらないでさっきの演技のままで終わった方がいいな(笑)」なんて楽しそうに突っ込まれてました。この二人の並びに超和む。ありがとう錦戸くん……。

劇の話をしましょうか。今回は「なにゆえ走り続けるのか」というテーマを強調することでよりメッセージ性を強めたということですが、大筋はまったく変わってないです。ラダーフライングとか太鼓のパーカッションとか、見せ場も同じ。曲もあまり変更ナシ。拍子抜けするくらいおんなじです。もーちょっと変えてほしかったかなと思ったけど、サントラが発売されたばかりということもあって、あまり違う曲をやるのも……つーことでわざと同じ楽曲を使っているというのもあるそうです。
前回あったアルバイトのシーンが、みんなで街にショーを観に行って芝居の勉強をするというシーンに変わっていて、ここのシーンの光一くんの登場の仕方が超ツボ! なんとクルマのボンネットにひとり乗っかって出てくるのだ。かわゆい!! この登場の仕方の斬新さに、友達と「前回エプロン着てくれなかった件は水に流してやってもいい」、という結論に。このときの皮ジャンっぽい衣装も似合わなくてすき(笑)。いいなぁ。ここのところのシーンはコミカルでよかった。話としては、ここのシーンでナオキさんに出会い、「一緒にショーをやらないか」という話になってました、今回は。「でもギャラ高そうじゃん、あの人」なんて台詞もあったり、面白かったです。
あと大きく変わってたのはなんだろうなぁ。ラダーフライングで、リョウのフライングがあったことかな? あれはあまり見せ場として意味がないので、リョウはフライング必要ない気がするんだけどな。もっと別のところに作ってあげればいいのに。
「夜の海」も大きく変わってましたね。曲の途中にリョウとリカの台詞が入るという演出はなかなかよかった。たぶん、この曲がすごくドラマチックだからハマるんだと思う。いい曲ですよね。光一くんに似合う。

あとは、前後してしまいますが、スパニッシュのはじめ、椅子に腰掛けて靴を脱がせてもらうシーンが新たに追加されてて、それがすごいすき!! 興奮してしまった。ただ、今回相手役の女の子が華奢で愛らしすぎて、スパニッシュのアダルティーな雰囲気がまったく出ていなくて、その点が残念でした。光一くんよりかなり背が低い田畑さんですが、細すぎて、小さすぎて、なんだか幼い印象。光一くんはどちらかというと年上の女性の方が似合うタイプなので、身長のつりあいが取れても必ずしも小柄な女性がよいわけではないのだなと思いました。でも光一くんは最後うれしそうに、「好きなだけヒールを履いてください!」なんて言ってたので、これはこれでよかったのかも(笑)。あとダンスはあまり……。という感じだった。黒木さんよりいいかな? どうだろう。今日は余裕なくてあまり観られなかったんですが。


今回錦戸くんがすごく熱演しているので、何だか「コウイチ」という人物について、すごく考えさせられてしまった。コウイチは誰にでも優しいようで、実は誰にも本当の優しさを見せてない気がする。コウイチは人を愛したことがあるんだろうか? ものすごく愛した人に裏切られるか、愛した人を亡くしているか、どちらかという感じだ。あの厳しさはいったいどこから来るのだろう? 一幕の終わり、「こんなんじゃ二幕あけらんねーよ」と口論になるシーン、やっぱりカンパニーをひっかきまわしているのはコウイチだよね。コウイチがあの段階で次のステップを考えていることを、仲間に知らせるべきじゃないと思う。だって、今やるべきことは他にあるんだから。アキヤマも苦労するよ……。でもコウイチという人物には妙にカリスマ性みたいなものがあって、あの「オレは誰のものでもないよ感」になんだかんだ言ってカンパニーのみんな同様、私もメロメロなのである。だってあのかたくなさはクセになるだろう!! 

いや、マジでコウイチは人を愛したことがあるんだろうか? これはまじめに疑問なのだ。