はじめちゃんが好き

はじめちゃんはいいですよね。「はじめちゃんを好きにならない理由がない」って感じ。「どうして好きにならずにいられようか、いや、いられまい」って感じ。原作の漫画のことを考えると、剛さんがハマり役なのかどうかはよく分からないのですが(私は金田一の原作のファンではないので)、「剛さん自身のハマり役」として考えれば、ドラマの主演はそーとーな数をこなしてきている彼の役柄の中でも、金田一をナンバーワンに挙げる人は多いんじゃないかな。
私もその一人ですが。渡も好きだけどね〜。そういえば近々、セカンド・チャンスの再放送がやるらしくて、嬉しすぎて鼻血!!


人によって意見がわかれる所だと思いますが、私の中で剛さんは「器用な人」のイメージなんですよね。何でもぱっと頭の中で実現できるイメージにおきかえて、行動にうつせちゃう。そういう人なイメージなんです。何でもビジュアルなイメージに置き換えて物事を考える人なんじゃないかと思う。だから、はじめたばっかのベースでも、いきなりライブで披露しちゃう。頭の中に何か確信があるんじゃないかなーと思う。それは剛さんの「ビジュアルなイメージ」によって補完されているものな気がするんです。まーこれはいつもの私の勝手な意見ですが。
ドラマの中で小道具を使ったりするシーンでも、扱いの手際が凄く鮮やか。あの、動きに確信がある感じが見ていてとても心地よいのです。ポーズの取り方も上手い。第二シリーズのエンディングの映像を見ると、剛さんの「撮られること」への才能に何度でも惚れ直してしまう。あれは素晴らしい。「この人が裏で一生懸命練習したり稽古を積んでいたりする場面なんて、全然想像つかない」って、ファンになる前からなんとなく思ってました。それだけ、なんかこう、器用なイメージがあるんですよね。たとえ本人が高倉健ばりに「自分、不器用ですから。」って繰り返していたとしても。でも多分それは「生き方」のことを言っているんだろうから、この話の範疇とはちょっと違うんですけど。


そういう器用な人って、ああいう軽やかな人間の役をやるのが一番向いてると思うんだぁ。はじめちゃんに関しては、もう、見てるだけで心の荷物が51キロくらい軽くなります。あんなにお調子者なのに、犯人に迫るときにはミョーに貫禄あるところもたまんないですわ。メリハリのきいたいいキャラですね、ホント。


多分はじめちゃんはお調子者を演じることで隙を作ってるんだと思う。名探偵の血が流れてるから、相手の「隙」を誘うための技術が、生まれつき備わってるんじゃないかなぁ。カッコイイっす。またああいう役やってくれないかな〜。掴み所のない人の役が似合うと思うんだけど。



隙を見せまいと必死な銀狼くん役がぴったりな光一くんと、ホントに正反対。つくづくこの二人は真逆の魅力があるなぁと痛感する次第です。