『ナニワ金融道』2巻と『サンクチュアリ』1〜4巻

ナニワ金融道(2) (講談社漫画文庫)

今回のは泣けたなぁ‥‥。これがマンガ夜話で話題になっていた好きな男のためにソープ嬢になった女の子が泣きながら排水溝にたまった陰毛をひらうシーンなんですね‥‥。
この悲壮感。このえげつない、ひねりのない構図！　下品な構図！！！！！
愛が無い故に美しい！！
美しい故に愛がある！！
まさに‥‥聖人（セイント）だけが持てる矛盾っ‥‥！！！！by.垣原。

って感じでしょーか‥‥。
今回の南アメリカン運輸の追い込みはホントきつかった。
そうそう、「こういうシーン、池上遼一なんかなら、例えば女の人はこう足をすっと揃えさせて、色っぽく美しく描きますよ。それが青木雄二にかかるとこう！！大また開きで、飴玉みたいに大きな涙流してんだよ」みたいな話し、してましたよね。放送を見た当時は未読の作品だったからそこまで真剣に見ていた訳では無いし、内容もそこまで覚えちゃいないんだけど、ここの所の会話の流れはなんか記憶に残ってるなぁ。
で、今池上遼一のマンガも読んでるんですよね、私。
青木雄二と池上遼一って共通点あるかもなぁ。絵が動いていない所が。
あと、無駄なコマが多い所が。
いや、青木雄二の方がまだ無駄なコマ少ないかな。説明的な台詞も多いし、コマ割らないと画面も単調になりますし、ごちゃごちゃしますからね。
池上遼一は絵が動いてない上に台詞の無い唐突なコマがよく入るなぁ。それが面白いんだけど。

サンクチュアリ 1: 光と影 (ビッグコミックス)