人と人とのめぐりあわせ

というのは不思議なものですね。初めてお目にかかったお相手が素敵な方だと、嬉しくてどうしていいか分かりませんね。


思い出を切りぬくとき

思い出を切りぬくとき

ところで、今日萩尾望都さんのエッセイを読んでいたのですが、萩尾さんはやっぱり双子にすっごく興味があるんですって。『双子なら同じ魂を持ち、互いに無防備な他者であり私である関係が成り立つんじゃないかという、幻想がある』と、今も昔も双子に憧れていると書かれていました。
萩尾さんの双子を扱った作品と言うとまず『半神』が思い出されますね。鏡を見るシーンが印象的。同じ魂を持った運命共同体って言うのは、ある意味お互いの姿は自分の鏡みたいなものですね。私はいつも『自分の姿』を見せ続けられたら、気が狂う気がする。けれど、自分を完璧に照らしてくれるものも鏡しか無くて。
あるミュージシャンがファンと自分の関係を「鏡の様なものだ」と語っていましたけど、そんな風に言ってもらえるファンも、言える彼も、本当に羨ましいなと思いました。