「愛をしてる」「愛をしたい」

(*これは本来許されない位まとまりの無い文章なので時間の無駄をしたくない人はお読みにならないで下さい)
オリコンで『DEVIL』のこの詩について、「愛をしてる」が過去で「愛をしたい」が現在だ、という様に説明していたのを読んで、なんか主張が岡村靖幸みたいだなぁと思った。とにかく純粋なものを求めて、あがいているのだろうなぁ・・・。彼にとって「純粋」だった頃っていうのは、どれ位過去に遡った自分を言うのだろう。それこそ芸能界に入る前なのか、それよりもっと昔のことなのか。彼は無邪気な子供でいられたのだろうか。今の彼らを取り巻く環境が不純である、なんて私が決め付けることは出来ないけど、少なくとも彼の意思とは関係無い所どうにもならない所で、かけがえの無い人に迷惑がかかったり、不幸になったり、自身の名誉に傷を付けられたり、自分のファンに失望したり、下らない噂話をされたり、嘘をついたり、嘘をつかれたり、自宅におしかけられたり、卒業式におしかけられたり、発言の意図を巧く伝えられなくてそのままになって取り返しのつかないことになったり、プライベートを他人にお金でやりとりされたり、柔軟剤買ってるときも「こんばんは」って普通に挨拶出来なかったり、とにかく色々あるんだろうな・・・。人間誰だって辛いことあるけど、有名人っていうのは全然違うレベルの怒りや悲しみを味わっているのだろうな。
そういう環境にある人っていうのは、余計に「純粋」なものを求める様になってしまうのかも。悲しいことです。悲しいけど、そういうものに胸打たれる。無垢なものを求めるのは光一さんも同じ。彼が子供好きなのはきっと、純粋で無垢なものが無条件にいとおしいから。男の人なのに、あんな風に子供と接することが出来る彼は本当に凄いと思う。逆に剛さんはそういう「純粋」さが過ぎるものに対して構えて接してしまう所がある様な。そういう彼は、本気で好きな子は、とにかく大事にするタイプだと思う。よくわかんないけど。


また「永遠」とか「時間」の話になるけれど、光一さんにとって純粋なものって何も考えずに「繰り返すもの」「繰り返す時間」なのかも。今現在に限って言うと彼は実際「繰り返す」日々を送っていて、剛さんは今現在は己の理想とは違う姿で「愛をしたい」と歌っている。でも剛さんは「現実」を歌っていたくて、「過去」を美化する自分を捨ててしまう事も出来るわけで。何がなんだかよく分からんけど、二人の理想を足して二で割ると究極的に「幸せ」になれるんじゃないかという気がする。でも理想をくっつけて二人で半分コする、なんて、カンタンに出来ることじゃない。それ位彼らの理想のベクトルは真逆を向いてる気がする。だからこそ巧くいくこともあるし、巧くいかないこともある。
なんとなく思うのは、彼らの理想を形作った最も大きな要因は、あまりに不安定な時間軸なのではないか、ということ。頼りなく不安定な時間軸。ああ、不思議。私にとって「時間」こそ取り戻せない、何があっても流れていく「絶対」のものなのに。
でもそこに唯一絶対の共通項がある気がする。誰の理想でもそうやって作られるものなのだろうか。少なくとも私は違うのだけど。まぁいいや。とにかくそんな風に「時」を見つめている彼らはやっぱり、限りなく「今」という瞬間を生きている人達なんだろうなぁ、と思って、一介の学生の私の理解の範疇を超えた存在なのだなーと再認識致しました。二人の視点は何であんなにシビアなんだろうね。


ちょっと思い出したとある台詞。(KinKi二人の言葉ではありません)

「俺達の体はスピードがあり過ぎて、心はいつも置いてきぼりくらうんだ--------」


何だろう。やっぱり「時代」なのかしら。「時代」に置いてきぼりをくらうアイドル。でもアイドルは「時代」の象徴。考えがまとまりません。堂本光一さんには「あまり人生を短い目で見るのはやめてね」と言いたい。剛さんには何を言いたいだろう・・・あんまり考えた事ないんだよね。剛さんは剛さんだもん。彼は冷静なんで大丈夫。こういうと何だか冷たいみたいだけど・・・私はファンとして冷静でいたいんですよ。






大阪行きたかったなぁ。どうして泣いたんだろう。なぜ?
どういう種類の涙だったかは分からないけれど、「自分の作った歌をうたいながら泣く」というのは、彼にとってある種至上の「カタルシス」になるんじゃないか。これでまた一つ、楽曲と一緒に忘れられない記憶が出来た。涙は悪いものじゃない。こうして曲は育っていく。人間とは切り離せないもの。あなたの愛する音楽だって、人間を商品にする。人間が商品を「かけがえのない作品」にする。

いつだったかどなたかが「光ちゃんの体は涙で出来てるから、だから彼は涙を流さない」と書いておられるのをお見かけしたことがある。だから「限りなく透明に近い水色」なのか。納得。涙で出来ているもの。

「あれは目薬だった」って言う彼が好き。絶妙の男らしさを感じる。ちょっとかわいいけどかっこいい。素敵。