友愛数

ゆうあい‐すう〔イウアイ‐〕【友愛数
自然数aとbにおいて、a以外の約数(1を含む)の和がbとなり、b以外の約数(1を含む)の和がaとなる、二組みの自然数友愛数という。例えば、220の約数は、「1」「2」「4」「5」「10」「11」「20」「22」「44」「55」「110」で、この合計が「284」となる。一方284の約数は、「1」「2」「4」「71」「142」で、この合計が「220」となる。「親和数」ともいう。(大辞泉より)

この概念って数学の時間に習いましたっけ。ぜんぜん覚えていない。こんなにかわいい言葉なのにね。この関係に初めて気づいた数学者は、そのネーミングセンスからしても、はっきり言って相当ロマンチストだとしか思えない。ちなみに3以上は社交数というらしい。

世にも美しい数学入門 (ちくまプリマー新書)

世にも美しい数学入門 (ちくまプリマー新書)

上述の友愛数については、この本でふれました。数学者の藤原先生と、『博士の愛した数式』の著者・小川洋子さんの対談形式の読み物です。「美しさ」をキーワードに、お二人ともじつにイキイキと数学を語っておられます。学校でも塾でも、誰もこんな風に数学の楽しさを教えてくれなかったよ…。そっか、数学って永遠なんだね。うらやま、と思った。数学がうらやまだよ。


というわけでこの本もとてもいい本なんだけど、それ以上にみんな『銀と金』を読むべき。某さんも相手にしてくれないし、ぜひ私と語り合ってください。銀さんについて…。銀王様について!!!!ハァハァハァハァ。銀さんが着てるシャツの、あの珍妙すぐる“福本模様”を構成する一筋になりたい。