一歩

はじめの一歩、めちゃめちゃ面白い!この少年漫画的カタルシスに満ち溢れた展開は、痛快すぎてたまらないものがある。対戦相手のキャラクターもきっちり描き込まれているために、たとえ敵役でも何だか憎めないし、応援したくなる。応援したくなるから、勝敗がどう決するのか、どう決することを自分が望んでいるのか、あいまいになる。そうすると、試合展開がどう転んでもはらはらする。一歩にも勝って欲しいが、対戦相手にも勝って欲しい!双方に「勝つ」理由がある。これこそ本当の勝負ってものじゃなくて?ドロシー。

全体的にセンスはベタベタなんだけど(敢えてそうしている部分もあるのだろう)、この安定感は神のレベル。毎日3冊ずつ読み進めてる。今週は『蟲師』と、山岸先生の『舞姫』にもチャレンジする予定。あとは先週買った清水玲子の文庫と川原泉と、あと内田春菊を読み終えたい。けどそんなに読めるかなぁ。