『お目にかかれて』 波津彬子

お目にかかれて (小学館文庫)

お目にかかれて (小学館文庫)

表題作が好き!幽霊ものなのですが、とってもハートウォーミング。波津先生の作品に出てくるキャラクターたちはみな、幽霊にやさしい。個人的に、幽霊にやさしくすることは、「亡くなった『人間』」にやさしくすることと同じだと思います。過剰に怯えたりせずに、幽霊と人間が「人間らしくやりとりをする」姿に、私の胸はとても熱くなります。

いいなぁ。