色んな日記を読みますけれど

私は、基本的に「素敵な人には、素敵なファンがつくものだ」と信じています。
私は、KinKiKidsも、KinKiの堂本光一もKinKiの堂本剛も、ソロの堂本光一もソロの堂本剛も好きなので、二人に関しては日々色々なことを感じるし、想う。そして、色々な種類のファンの方に興味を持っています。ファンとしての立場が違うと、当然同じ人・ものを見ていても出てくる感想っていうのは全く違っていて、違う立場の人が自分と似た見方をしていれば何となく嬉しいし、同じ立場の人(だと少なくとも自分が想う人)が異なる見方をしていれば、何となく分かり合えない寂しさを感じます。でも人それぞれ何を見、感じるか、それをどう表現するかっていうのは自由なので、私はその点で肯定的意見と同じ様に否定的意見(感情に流された、あからさまな悪意のあるものは除く)もあって当たり前のものだと思うし、それを読むのも結構好きです。
皆それぞれの「KinKi観・堂本光一観・剛観」というものを持っていて、それらがぴったりと重なることもあれば、全く重ならないこともあって。だから面白いのですけど。

友人も言っていましたが、私は、同じファン同士の方が実は分かり合い難いと想うんです。

私は同じ剛さんファンの方で、ソロの剛さんのみを応援なさっている方の日記って、読めないんです。そういう方の書かれる、光一さんについての否定的な意見も読めない。聞きたくない。何でだろう。別にそういう方達が「悪い」というのではなく、私個人の我が儘で「読めない」だけなのですが。
ソロの光一さんを一番に応援なさってる方の文章なんか全然平気なんです。剛さんの存在を全く無視されるのは少し、というかかなり悲しいのだけれど、「こういうとこが苦手」だとか、「その発言どうなの?」なんて意見も、嫌がるよりむしろ興味深く拝見できるんです。それはきっと私が剛さんファンだから。なんと言うか、まず、私が言いたいけど言えない結構きつい内容が明文化されている、という気持ち良さがあって。しかも剛さんへの思いいれはこちらはハナから期待してい無いわけですから、書かれている内容も客観的に見られる。また、それ以上に「愛が無い故に先入観も無く、正確な意見」をしていらっしゃる文章にも出会うことが多々あって。指摘が的確、つまり図星である。当然剛さんファンの私としてはチョーイタい内容もあるんですけど、だんだんとそのイタさが快感になってくると言うか。ファンとしての私はとことん自虐的なマゾ体質なのかも知れません(未だに「夢は分身した大勢の剛さんにフクロにされること」な私)。

「たとえ悪口と言われるものでも、剛さんについてのものはまぁ読めるのに、光一くんについて書かれているものは読めないのは何故だろう」
そういう疑問をいつも感じてたんですけど、多分それは私が彼に対して感じている一番の望みが「優しくしたい」って言う事だからだ、と最近ソロコンのDVDを見ていて感じました。私は光一くんに萌え、剛さんに敗北する快感を食って生きているKinKiファンなのですが、多分私の「萌え」は「この人に優しくしたい」という欲求から生じるものなのです。もう、世界中の人が光一くんに優しければいいのに、って私は本気で想ってます。誰に「おめぇアホか」と言われようと、そうとしか説明できない欲求なのです。とあるKinKiファンの方が「つよしは男の子の甘え方だけど、光一は『子供』の甘え方なの。親しい人に対しての彼は『子供』の小さな我が儘だったり、甘え方だったりをするから、光一が寂しそうだと、見ている方は『本当に物悲しくなる』のね」と仰っていて、「私が感じているのはまさにこれだ!」と想ってしまったのでした。勿論光一くんは大人の立派な男性で、性格にも人一倍男らしいもあるけれど、だからこそ「こども」の悲しさを強く感じるというのも確かにあるなぁ、と。


でも基本的に私も不満や悪口を書くのは好きじゃないんですけどね・・・。だって、恥ずかしいじゃないですか!特に剛さんに対して「ひどいわひどいわ」なんて言ってるとき。これって「ひどい」と思いつつ結局彼からは離れられないってことでしょ。悪口の内容って、一番私の「人間としてどうしようも無い部分」が露呈すると思います。


『何だかんだ言って結局好きなんじゃん』の一言で済まされちゃう話ですからね。
だってもう、ほんとにほんとに二人とも素敵過ぎるもん(号泣)。卒論も忘れてこんな下らない文章長々と書いちゃうくらい。二人とも、絶対ぜったい、ふつうの人の一万倍くらい幸せになって欲しい。

光一くんが「ファン同士の争い」なんてウェブに書いていたけど、きっと私が知らないだけで、ネット上にはそういうものが沢山溢れているんだろうなぁ。凄い世の中ですね。感情的な争いなんて、女子校の教室の片隅くらいにか無いと想ってたよ。だって本人達が『誰かを守るために他の誰かを攻撃するような人』では、決して無いですよね。だからより一層ファン同士の争いだなんて、不思議なんですよ。情報化社会の弊害と言うか、負の感情はいかに伝播しやすいかという事を、改めて思い知らされますね。キンキで思い知らされるのもどうか、って感じですけど。