今日のハマりもの。

殺し屋1 第1巻 (ヤングサンデーコミックス)

殺し屋1 第1巻 (ヤングサンデーコミックス)

この漫画やばい!超面白い!!こんな面白い漫画を今までスルーして生きてきたなんて、人生の1/2、損してたよ私いぃーーーーーっっ!!!!!

という訳で『殺し屋1』が面白過ぎて、今、朝が待ち遠しくてなりません。こんな気持ち久しぶり。『続きが読みたくて読みたくて、早く寝ちゃって明日買いに行こう!と思うんだけど、あまりの面白さに読み返すのが止まらなくて、結局徹夜で出かけるハメになる』みたいな感じ。うーーー面白い。こういうテーマに私は弱いんです。テーマはこれ、純愛だそうです。究極のSM。山本英夫は、暴力そのものと言うより、愛ある暴力の美しさが描きたいんだな。そこがいいですね。
そもそもこの漫画に私が興味を持ったきっかけって言うのが、今度出る岡村ちゃんの単行本に収録されている、「グータン」でおなじみの名越先生との対談なんですね。対談の冒頭の方で、名越先生が監修(製作ブレーンだそう)をつとめたこの作品が、かなり細かく話題に出ていたんですね。テーマの「究極のSM」が、単行本の題材「純愛」ともリンクする所があるだろう、ということで。で、岡村ちゃんも読んだことがあるみたいだったし、前から友達にも噂は聞いてたし、立ち読みもしたことあったし、思い切って古本屋で一気に四巻まで買ってみたんですよ。
そしたらもーーー超面白い!どうしようこんなに私好みで!!こんなに漫画で興奮したの久しぶりかも〜・・・。はー幸せ。



ただ、これは読む人を選ぶ作品ですねー。身の丈程ある分厚い剣で人をぶった切ってく『ベルセルク』みたいな漫画より、こういうね、先端の肉をちぎる、みたいな描写の方がずっとずっと「痛い」。あーーーーイタいたいた。ピアス引っ張って肉ちぎったりとか、そういう描写がダメな方は無理かも知れませんね。乳首切り落として鉄板で焼かれたりね。あー想像しただけでイタイイタイ。
でもでもでもでもっ!内容が面白いのよ!これは愛のある暴力なんだ、純愛なんだ、と思うと本当に面白い。究極のサディストのイチと、究極のマゾヒストの垣原。その純愛。はーーうっとり。この漫画には「萌え」ないけど、これ以上無いくらい「燃え」る。
レビューを検索してみた所、金原ひとみさんの『蛇にピアス』を煮詰めて濃くした様な作品が『1(イチ)』らしい。そういえば友達が綿矢りささんの『蹴りたい背中』を煮詰めて濃くした作品が(って言う様な表現はしていなかったけど)『月光の囁き』だと言っていたな。丁度そんな感じなのかも知れません。そんなことを言われるとますますどちらの小説も私は読む気がしなくなるなぁ。

ともかくイチを全巻読むまでは死ねない。明日、学校行く前にブックオフに寄ろう。あっこのブックオフはロクな漫画が置いてないのが難点だけど・・・あゆみブックスを見習え!>ブックオフ
もしも・・・考えたくないけど、もしも無かったら『ホムンクルス』買おう。一巻を立ち読みしたけど、主人公が髭にむさくるしいロン毛というだけで「この役剛さんやってくれないかなー」と思ったのを覚えている。あれを映像化するのは無理だと思うけど・・・。
今はとにかくイチ。イチが無ければ何も始まらない。
はやく明るくなって、朝を連れてきて下さい。>空